活動記録(雑記)

なぜ売る必要があるのか

                  

知り合いの漫画家が、FiNANCiE(フィナンシェ)というSNSのオーナー(発信者)になったので
そのことを気に、「売る」という必要性について考えてみた。

知り合いの漫画家
クニさんのFiNANCiE(フィナンシェ)
https://financie.jp/users/kuni/cards

クニさんのTwitter
https://twitter.com/sainokunitaro

FiNANCiE(フィナンシェ)とは、簡単にいうと応援型のSNS

自分が応援したい人にBetする。
応援した人がリアルの世界で夢を叶えていく様子を、一緒になって楽しむSNSだ。

今の承認欲求型のSNS、Twitter、Instagramと大きく違うのは、
現実世界とリンクすること。

「いいね」で自己承認欲求を満たす、TwitterやInstagramの発信。
発信してる側は多かれ少なかれ、理想の自分を演じているものだ。

みんながいいと思うものを発信して「いいね」をとりにいく。
承認欲求はみたされるが、「いいね」を狙えば狙うほど、現実の自分からは遠ざかっていく。

みんな、そんな承認欲求の満たし方に疲れてる。

どうせなら、現実の自分を正当に評価されたい。
もしくは、現実の相手を正当に評価したい。

そうなったときにやってくるのが次の応援型のSNS。

応援された方は現実世界で夢を叶える応援する方は、SNSでその様子を一緒に楽しむ。

FiNANCiE(フィナンシェ)はその代表てきなサービスだ。

▼FiNANCiE(フィナンシェ)のトップページ
https://www.corp.financie.jp/

クニさんがFiNANCiE(フィナンシェ)のオーナーになったことで改めて考えたのが

漫画家(アーティスト)としての在り方。

作品を売って生きていくのか
応援されて生きていくのか

というところだ。

✳︎

今の世の中では、現状、創作で食っていくために「売る」必要がある。
売らないと作家にお金は入らないし、売るための本を作る出版社や、本そのものを売る書店も回らない。

作品に関わる人全てが生活するために、「売る」必要があるから
売上が作品の価値を図る指数になっている。

売れている=いい作品

という指数だ。

だから、作品をつくる側も売る側も、「売る」という競争に必然的に巻き込まれる。

でも、創作の本質って、そこじゃなくて、

例えば漫画家であるボクの場合だったら
ボクの描いた漫画に価値を感じてお金を払ってくれる人が何人かいて、ボクが創作しながら生活できたら、それでいい。

今の社会の仕組みを一切ないものとして考えたら、

作品を自由に描けて、それを楽しんでくれる人が何人かいて、そんな生活が続いていけばそれでいいのだ。

「売れる」という価値基準で作品の良し悪しを図るのはすごく簡単だ。
だけど創作の価値を図るのはそんなに簡単なことじゃない。

人によって好みは違う。
食べ物に例えると、
甘いものが好きな人もいれば辛いものが好きな人もいて、

世界一辛いカレーは、辛いもの好きの人にとっては価値が高いけど、
甘いもの好きの人にとっては価値は高くない。

でも、辛いもの好きの人も甘いもの好きの人も、ラーメンは普通に好きだ。

その人にとって価値の高い作品をつくるのは
番人受けする作品をつくるのとは全く違う。

売れた作品というのは言い換えれば、番人受けした作品

ということ。

確かに
売れてる=いい作品

と評価されるけど、
実はそうじゃない作品もたくさんあって

売れてるけど、実は流行りに乗っかってるだけで中身は微妙だったり
逆に売れてないけど、自分には刺さるめっちゃいい作品だったり

今生きてる世の中ってそんな世の中で

「売れてる」がわかりやすいから
みんな売れてる作品をいい作品だと思い混んでて、

自分にとってのベスト作品は必死になって探そうとしない。

そもそもの話を言うと
いまの世の中は娯楽が溢れていて、
自分がなにが好きかもわかっていない人が多い。

だから「売れてる」ものがわかりやすいのだ。
売れてる=みんな楽しんでる=楽しいもの

となってる。

ボクはにゃんこスターを面白いと思わなかったし、
タピオカドリンクだって何年も前からふつーにおいしいと思ってた。

結局「売れてる」がわかりやすいからみんな「売れてる」を求めるし、
作品に関わる人は売れないと生活できないから売れる作品を作ろうと必死になる。

という循環の世の中が今の世の中だと思ってる。

✳︎

自分が本当に好きだと思う作品は、「売れてる」のもっともっと奥にあって、
出会うことがなかなできない。

でも、もし、それが簡単に見つけられる世の中になったらどうだろう。

自分の好みがわかって、好みの作品をつくる人を簡単に見つけることができれば
「なんか、あの作品流行ってるから買ってみたけど、おれ的には微妙だったわ」

っていう機会がものすごく少なくなると思う。

本当に自分がいいと思う作品だけ楽しみたかったら、それを作れる人に支援して楽しむのがいちばんだ。

自分がいいと思う作品を作れる人を簡単に見つけて、簡単に支援することができる世の中になれば、「売れてる」ことにあまり意味はなくなる。

売れてる=いい作品
という価値観が崩れる。

アーティストみんなに、今より遥かにバランスよくお金が回って、アーティストはみんな好きに創作活動が続けられる。

ファンは流行りとかに惑わされず自分の好きな作品、または作品をつくる過程を楽しめる。

アーティストは好きに作れて
ファンは好きにお金を使えて

そうなったら最高にハッピーな世界になると思うんだ。

✳︎

ボクが今目指してるのはそんなモデル。

ボクの作品が好きな人に、ボクのことを見つけてもらって、応援してもらう。
応援してくれる人からいただいたお金で、ボクは自由に好きな作品を描いて生活する。

ボクは売れる売れないを一切気にせず、自分の中の「面白い」を追求して、
それを読んで楽しんでくれた人から、なにか一言でも感想をもらえて

そんな生活が一生続けばボクの人生は大満足だ。

作品が一般的に売れなくても、創作で生きていくことは充分に可能だ。
ただ、今はそんな世の中の仕組みになっていないだけ。

いざそうなったときのために、今のうちから動いておくことは、悪いことじゃないと思う。

本当に幸せなのはどちらの人生か

「いいね」欲しさに描く創作か
自分の好きを突き詰める創作か

売れないと生き残れない作家人生か
ファンが続けさせてくれる作家人生か

ボクは圧倒的に後者を選ぶ。
そんな人生を実現させるためにこれからも活動していく。