⚫︎SNSで自分を見失っている人へ届ける漫画を作りたい
⚫︎今作を通して「なんのために生きるのか」を今の時代に問いかけたい
⚫︎今作を作るための制作費を募りたい
初めまして、漫画家の石井嘉一郎と申します。
個人で創作活動をしております。
−人生に問いかける物語−を主に描いております。
『スポットライトを浴びたくて……』という漫画を、一昨年、たくさんの方にお力添えいただきながら描かせていただきました。
お陰様で作品は無事に完結。その後書籍となり、150名以上の方々の手にお届けすることが叶いました。
お力添えいただいた方々には深く感謝しております。
この度、新作漫画『いいね なんかがあるせいで、』を最後まで描かせていただきたく、制作資金を募らせていただきたいと思います。
私の作品に触れて応援のお氣持ちを抱いてくださったら、最後までお目通しいただけると幸いです。
今回制作する作品
今回描かせていただきたい作品は、〝SNSに翻弄されて自分を見失うお話〟です。
本作を通して、迷えるSNS時代に、「なんのために生きるのか」を問いかけたいと思います。
SNSが力を持つようになって久しいです。
好きなことで生きていくためにSNSを伸ばす、なんて光景が当たり前になりました。
今日もたくさんの人が、1人でも多くの方にフォローしていただこうと、スマホに齧(かじ)り付いていることと思います。
今作ではそんなSNS時代へ、〝やりたいことの本質〟を問いかけたいと思っております。
数字を伸ばすこと自体が目的になり、その先を見失ってしまっている人たちが、「本当にやりたいことはなんだったのか」を見つめ直すきっかけの作品となれば幸いです。
SNSと私
かくいう私も、以前はSNSに躍起になり、自分を見失っていた人間です。
今作は自分の体験を色濃く反映させた物語になります。
少し、私の話をさせてください。
SNSに夢を見て
2017年
漫画家を目指して6年結果を出せずにいた私は、自分に絶望していました。
25歳までには連載できると踏んで目指した雑誌連載の道、氣がつけばなんの結果も残せないまま26歳を迎えようとしていたのです。
才能の無さを自覚し、夢を諦めようか真剣に悩み、
諦めないことを選択した矢先に知ったのが、SNSで活動する道でした。
SNSの世界では個人が影響力を持ち、企業や組織に依存しなくても生きていけるのだと知ります。
漫画で活躍してらっしゃる方もたくさんいて、
自分の実力に半ば絶望していた私は、SNSの世界でなら漫画でやっていけるかも知れないと、アカウントを伸ばすことに注力していきました。
SNS世界の現実
私は数字を取るための漫画を描くようになりました。
投稿の数字を伸ばし、フォロワー数を増やして一定数のファンを獲得できれば、漫画で生きていけると踏んだのです。
どう描けばバズを生み出せるのか
そんなことばかりを考えながら、SNSにひたすらに漫画を投稿していきました。
いっときの頂点
最初からうまくいくわけではありませんでしたが、約2年の試行錯誤の末、数字を伸ばせるようになりました。
投稿した漫画は軒並み数字を稼いでくれました。
最も拡散された漫画はTwitterで最大1.3万リツイートを獲得、
同漫画はYahoo!ニュースにも掲載され、
Twitterのフォロワー数は最大5,600人まで増えました。
しかし、振り返るとそこが数字の頂点であり、そこからが地獄の始まりでした。
味わった地獄
投稿すれどもすれども、数字が思うように伸びない日々が続きます。
「伸びない」と言っても、100リツイート以上の数字は毎回いただいていたのですが、
一度頂点を味わってしまった私は、それくらいの数字では満足できない体になってしまっていたようで、
描けば描くほど辛くなっていき、ついには筆が止まってしまいました。
この頃にはもう、なんのために描いているのか、完全にわからなくなっていたと思います。
当時、29歳でした。
過去のこと
〝漫画を描いて生きていけたら幸せ〟
そう思い、SNSでもがむしゃらに漫画を描いてきましたが、心がしんどくなったことがキッカケで、その考え自体が自分と合っていなかったことに氣がつきます。
私の場合は、漫画が描ければなんでもいいわけではありませんでした。
例えば、同じ野球好きでも、打つ方と投げる方に好みが別れるように、
描いていて楽しい漫画と、そうでない漫画があったことに、10年描いてきてようやく氣がつきます。
振り返ると、ぼくは出版社に通っていた頃から、描きたい漫画を描けていませんでした。
当時は担当編集さんの意見を素直に聞き、作品に取り入れ、出来上がった漫画を読み返して「これが描きたかった漫画だっけ?」となることが毎回でした。
しかしその時分は、担当さんの意見こそが正しく、自分の意見は間違いと思い込み、氣持ちを無視して描き続けてきたのです。
SNSでの活動もやっていることは同じで、〝担当さんの意見〟が〝数字〟に替わっただけでした。
氣持ちを無視して描き続けたから、描けば描くほどしんどくなっていったことに、齢30でようやく氣がつきました。
SNSで悩んでいる人へ
今の私は、たくさんの方々の支えもあり、自分の心に素直に、物語を描くことができています。
冒頭でお話しした『スポットライトを浴びたくて……』がまさに、心のままに描いた作品です。
たくさんの方が同作を受け入れてくださったことで、ようやく自分の作品に自信が持てるようになりました。
周りの評価や数字を氣にしなくても、描きたいものを描けばいいのだと思えるようになりました。
選択肢の多い現代では、自分の心と向き合うことがとても難しいのだと思います。
SNSを開けば常に誰かが輝いていて、それは時に、自分にも手が届きそうに感じてしまい、外側だけを追いかけて路頭に迷う、なんて方は多いのではないでしょうか。
誰かと比べてばかりで、自分と向き合う暇がないのではないかと思うので、本作を通して、存分に自分と向き合っていただけたらと思っております。
最後に
今作でもまた、自分が感じる〝人間〟を精一杯描いていきます。
私がSNSを通して味わってきた悩み葛藤、絶望希望を、思い切り描いていく所存です。
作品を制作する期間というのは今しかありません。
完成した作品は後からいくらでも見返すことができますが、作家の熱量を最も近くで感じたり、作品の活躍に一緒に一喜一憂できるのは、今しかありません。
今しかない作品の制作期間に、制作に一緒に参加して、一緒に応援していただけたら嬉しいです。
精一杯描いてまいります。応援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
石井嘉一郎
制作スケジュール
本作品のボリュームは、〝単行本3巻分〟を想定してます。
今クラウドファンディングでは、
〝単行本第1巻分の原稿〟を書き上げるための制作費
を募らせていただきたいと思います。
スケジュールは上記の画像の通りです。
一年に1冊ペースで書籍を発行(電子書籍も配信)していき、これを三度繰り返します。
来年には第2巻の制作に取り掛かり、またクラウドファンディングを実施させていただきたいと思っております。
目標金額
今回目標とさせていただく金額は2,500,000円です。
制作費となる私の原稿料を、1ページあたり15,000円とさせていただき、これを150ページ分募らせていただこうと思います。
内訳は画像の通りです。
※書籍の印刷代は含まれておらず、あくまでも私が作品原稿を描き続けるための制作費(人件費)となっております。書籍の印刷代は別途、書籍の予約販売の収益で賄う予定です。
ご理解、ご了承の上、応援してくださると嬉しいです。
ご支援の方法について
ご支援の受付は 石井嘉一郎公式ストア にて行っております。
当ストアにて支援用の商品を販売しております。
支援用商品の売上がクラウドファンディングのご支援金額に合算されます。
ご支援いただける場合は、石井嘉一郎 公式ストアより、ご支援金額分の支援用商品をお選びいただき、ご購入くださいますようお願いいたします。
※特典の詳細は各商品の販売ページでご確認ください。
ご支援の期間は3月22日〜5月30日の約2ヶ月間です。
商品の詳細は各商品の販売ページでご確認くださいませ。
支援用商品は随時追加も考えてまいります。
「こんな特典があったら支援したい」というご要望ありましたら検討しますので、お氣軽にご連絡ください。
kaichiro.ishii@gmail.com
ご支援額が目標金額に満たなくても、本作は完結まで制作いたします。
他にお仕事をしながらでも最後まで筆を進める所存ですが、
ご支援額が満たされれば集中して制作することが叶います。
作品が早く完成するだけでなく、筆に込める熱も非常に高まることと思います。
前作『スポットライトを浴びたくて……』同様、また存分に描かせていただけたら幸いです。
最後の最後に
必要な方に必要な作品が届くことが、私の何よりの願いでございます。
「応援のお氣持ちはあっても金銭のご支援は厳しい」という方でも、ご友人やご知人にビビッとくる方がいらっしゃいましたら本作品や本記事を共有してくださると幸いです。
私一人の力は本当に微力です。
皆さんに作品を支えていただき、大きくしていただく他ありません。
私は私の内側を精一杯描き出しますので、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
石井嘉一郎