最新作
いいねなんかがあるせいで……
「フォロワー10000人いったら連載」
担当編集にそう話を持ちかけられた漫画家志望10年目のクチナシミサキ。
結果を出せないまま30歳を迎えてしまったミサキは、自分の人生に焦っていた。
私の人生、どうすれば……
SNSに希望を見出したミサキはアカウントを伸ばし始めるも、数字を取ることに躍起になり、徐々に自分を見失っていく……。
果たしてミサキは人生を好転させることができるのか!
初作品
スポットライトを浴びたくて……
世の中には3種類の人間がいる。
ステージに立つスターと、スターを照らすスポットライト、そして、ステージに立ってもスポットライトが当たらない笑われ者。
スターに憧れていながらも、自らをスポットライトと決め付け、無難に生きる15歳の日下灯昴(ひのしたともる)。
笑われ者になりたくない気持ちが、灯昴を無難な人生に導いていく。
社会人になり、 周りの状況はすっかり変わった。
学生時代に見下していた笑われ者は成功を掴み、
憧れていたスターはメジャーデビュー後に活動を停止。
一方の灯昴は、仕事に追われる毎日で、誰を照らすこともなく、スポットライトですらなくなっていた。
灯昴は自身の人生に葛藤する。
自分は一体、どう生きればいいのか……。
果たして灯昴は、自分らしい人生を選択することができるのか……!!
渾身の読切作
Decade(ディケイド)
高校卒業後、歌手を夢見て田舎から上京した奥田タクト。
アルバイトをしながら歌手活動を続けるも、気づけばフリーターのまま26歳を迎えていた。
一向に状況が変わらない人生に絶望する最中、「もう一度人生をやり直せたら…」と願いながら床に就くタクトだが、
次に目が覚めるとそこには懐かしい光景が広がっていた。
見覚えのある教室、担任の先生、クラスメイト…。
なんとタクトは16歳の頃の自分にタイムスリップしていた…!?
果たしてタクトは、自分の人生をやり直し、今度こそ夢を叶えられるのか……!?
短編作品
出版社からの連載を諦め、SNSを軸に活動して、3年ほど経った頃に描いた作品たちです。
当時、数字や評価に振り回されて、思うように漫画が描けなくなっていました。
自分の描きたいものがわからなくなっていたのですが、そういうときこそ描かなければと、わからないなりに遮二無二筆を走らせました。
兎に角いま胸の内にあるものを出し切ろうと、勢いで描きました。
絵はだいぶ雑で申し訳ないのですが、ご了承いただいた上でご覧くだされば幸いです。
自己紹介
石井嘉一郎
1991年7月10日生まれ
秋田県山本郡三種町出身
21歳から本格的に漫画家を目指し、出版社に漫画を持ち込むも、結果が出ず26歳で挫折。出版社からの連載を諦めSNSを舞台に活動するも、数字や評価を気にしすぎて思うように描けず29歳で挫折。
31歳、周りを気にせず自分の読みたい漫画を描くことを決意。
現在は個人作家として、たくさんの方々に支えられながら創作活動中。