改めて、漫画『スポットライトを浴びたくて……』無事に完成させることができました。
たくさんの応援ご支援、本当に本当に本当にありがとうございました。
着手から9ヶ月、完成させることができたのは、これまで応援支援してくださった皆々様のおかげです。
本当に本当に本当に本当に、ありがとうございました。
続々と感想が届いており、人生で一番と言っていいほど幸せな時間を過ごしています。
まだ漫画作業は残っているのですが、ひと段落したので、皆様に感謝の氣持ちを伝えようと筆をとっています(実際はキーボードを叩いています)。
幸せに浸りながらだらだら書くので、よかったらお付き合いください。
描いた漫画に対して感想をいただくことが、これほどまでに嬉しいことだとは思ってもいませんでした。
今までも漫画は描いてきたし、漫画の感想もいただいてきました。
今までいただいた感想も、それはそれは嬉しかったのですが、今作への感想を受けたソレは別格でした。
とんでもなく嬉しい氣持ちです。
いただいた感想を読むと、心の中であたたかさがじんわりと広がるような、愛おしいような感覚に包まれました。
どれくらい嬉しかったかと言うと、家でお酒を飲まないぼくが晩酌をしたほど。
皆さんの感想をおつまみに、ハイボールを飲んでおりました。(一杯で酔いました)
とにかく嬉しかったのです。
自分の作品が届いたこと、想いに共感していただけたこと、
そのことがとにかく嬉しかったのです。
なぜ、今作に対する感想がこんなにも嬉しいのか、
おそらく、今作が初めて、自分を一切曲げずに描いた作品だからだと思いました。
今まで描いてきた漫画は、ほとんど全て、何かのために描いた作品でした。
持ち込み時代に描いた作品は、漫画コンペの賞を獲るため。
個人で活動するようになってから描いた作品は、数字を獲るため。
自分を曲げて、薄めて、評価を得るために描いたものがほとんどです。
渾身の読み切り作『Decade(ディケイド)』ですら、受賞するために描いていました(ディケイドという機械の設定が、いわゆるウケを狙ったものでした)。
そうして描いていたからか、作品の感想がここまで心に届くということが、今まで無かったように思います。
初めて、“自分自身”に共感してもらえた感覚です。
自分がお話したことに対して、共感していただけた感覚にとても近いです。
創作活動は、読者さんとの“会話”なのだと思いました。
ぼくは、ぼくが思っていることを、言葉ではなく作品で、お相手は、作品に対する意見を言葉で。
互いに氣持ちを交換し合っている、会話と同じなのだと氣がつきました。
そんなことを同志の芸術家にこぼしたら、「氣づくのおせぇよ!かいっちゃん!」と言われてしまいました(笑)。
漫画生活10年目にしてようやく氣がつきました(笑)。
それほどまでに、今までは自分以外のために描いていたし、そもそも多分、語るほどの中身はなかったと思います。
今、すごく幸せです。
皆さんと心が通った氣がしていて、とても……。
見つけてくださってありがとうございます。出逢ってくださってありがとうございます。飽きずに見守ってくださってありがとうございます。応援してくださってありがとうございます。
おかげさまで、ここまで来ることができました。
自分の心に蓋をして、周りに合わせて生きてきた自分から、人間になりました。
人間って、人と心が通うことで、こんなにも満たされる生き物なのですね。
幸せです。
これからも描いていきます。この瞬間を味わうために何度でも、何ヶ月何年時間をかけてでも、また、必ず、作品を皆様にお届けします。
この度は、『スポットライトを浴びたくて……』の制作を応援してくださって、本当に本当に本当に本当に、ありがとうございました。。。
石井嘉一郎
【告知】
4月1日から5月30日まで、『スポットライトを浴びたくて……』制作支援の募集を再開します。
目標金額に到達しなかった分を集められたらと思っております。
今度は、作品をまだ知らない方に届けていきたいです。
今回もまた、応援していただけたら嬉しいです🙏🍀